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竹川 柿田先生にそう言って頂けると、心強いです。さて、柿田先生が健育会グループにいらしてから今年で10年目です。震災という大きな経験をされながらのこの9年間は、いかがでしたか?

柿田 私は、国立大学病院、私立大学病院、公立病院、民間病院と経験しましたが、特に民間病院では‘地域が望むニーズに合った’とき経営が上手くいくのだと感じています。健育会に所属した最初の頃は、医療制度の変わり目で中々大変な時期もありましたが、最近はグループのMVVや病院理念と地域のニーズがぴったり合ってきていると感じています。健育会は時代を先取りしていたのでしょうか。まさに我々の時代が来たのではないかと感じています。

柿田先生

竹川 私も新人研修など、ことあるごとに職員には病院・施設理念の実現に向けて行動して欲しいと話しています。

柿田 昨年末、医師の行動指針となる「健育会グループの医師として(冊子)」 も配布されました。医師へ求められるものが明確に打ち出されていましたね。

竹川 医師には専門職のトップとして、自由裁量権のもと病院職員の模範的な立ち場としてリーダーシップを発揮し、職員を含むすべてのクライアントからの信頼を得ることを期待している、ということを打ち出しました。看護師をはじめ全ての職員は、医師の背中を見ていると思うのです。東日本大震災のとき、いわき市では原子力発電所の事故の風評被害で街がゴーストタウン化する中、ほとんどの職員が病院に留まってくれたのも、柿田先生ほか医師が病院で寝泊まりし診療を続けて頂いたからだと感じています。石巻港湾病院でも同じことです。そして、このような医師の姿を、他の医師にもしっかりと伝えたいと思ったことも、今回冊子をつくった一因になりました。

竹川理事長

柿田 人が生まれたこと、そして死んだことを証明できるのは医師のみです。そのことからも医師には高い倫理性が求められると考えています。理事長が健育会グループの医師に与えている自由裁量権は、医師にやりがいと責任をもたらしていると感じています。私自身は医師として、とてもやりがいを感じて働くことができており、健育会で働くことができてよかったと思います。

竹川 これからも「光り輝く民間病院グループ」になるために、お力をお貸しいただけたらと思います。本日はありがとうございました。

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