2012.10.9
私の主観ですが、歴史と言うのは、まず事実を忠実に学ぶことが大切だと考えています。ただ、事実と事実の繋がりについては人それぞれの解釈により、様々な歴史観があります。自分の独自の解釈を持つためにも、系統立てて事実を学ぶことが、とても重要なのだと考えています。
日本人は「なぜ、日本は戦争をしたのか?」と問われて応えられない人が多いと聞きます。今、私たちが生きている人生が、その人の生まれてからの歴史の積み重ねであるように、国や社会の現状や今起っている問題も、その国や社会の歴史の積み重ねの結果です。今、日本は様々な国際問題を抱えていますが、今の問題の原因は過去にあります。私は、国際社会の中で日本が諸問題を解決し、確かな地位を築いていくためには、過去の歴史を正確に理解することが絶対に不可欠なのだと考えています。
「先日の田中眞紀子文部科学相が就任会見で「もっと近現代史を学校で教えよう。」とおっしゃったように、「負けて、勝つ~戦後を創った男・吉田茂」を見て、私も同様に感じました。
今回のNHKドラマのように、テレビでも歴史をテーマにしたものも多く、また本でも良質なものがあります。そのようなものをきっかけに、多くの人が歴史について学ぶ意欲を高め、自分なりの歴史観を築いて欲しいと思います。