2014.4.11
今年の診療報酬改訂は、マイナス改訂となっています。政府は医療費の抑制を目指して医療制度改革を進めていますので、この傾向は続くでしょう。そのような中、その改訂のしわ寄せを患者さんに追わせるのではなく、我々は、「光り輝く民間病院グループ」として効率化を実現し、厳しい中でも質の高い医療を実現していかなければなりません。
今回のTQM活動セミナーで発表される事例では、知恵と工夫を凝らして、患者さんに喜ばれ、そして効率化も実現している事例が多く、まさに今の時代に求められている事を反映した活動であると感じました。
また今回、グループ内の他の病院の事例を参考にして取り組んでいる例等も多く、8回を重ねる中でセミナーを通じてお互いがその事例を学び合い、グループ全体で切磋琢磨できている状況が垣間みられました。これについては審査員を務めて頂いた、他の医療法人の状況についても知見の深い三菱商事の北浦様にもお褒めの言葉を頂きうれしく思いました。
一方で、発表された事例において、数値的な把握が未熟なものもありました。これについては前回行われた看護・リハビリテーション研究会で発表された研究事例では高いレベルで行われていましたので、TQMについてもそれぞれの研究・活動を別なものと考えず、相互の学び合いを進めてほしいと感じました。