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新築移転にあたり、石巻における健育会グループの歴史を振り返ってみたいと思います。

今から24年前、平成3年に石巻港湾病院は、健育会グループの4番目の病院として開設しました。きっかけは、弁護士をしていた友人のお兄さんから「石巻に閉院した病院があるから経営を引き継がないか」というお話を頂いたことでした。「あなたが経営してくれれば、人助けになる。」とのお話で、「人助けになる」という一言が心に響き、当時理事長であった私の父を説得し、石巻港湾病院を開設しました。開設当時は病院に入院した介護が必要な患者さんは、補助金で付き添いさんを雇って身の回りの世話をしてもらう時代でした。しかし、病院の職員でない人が病院の中で働いているという状況は、病院経営の改革を阻むことになると私は考えました。そこで、石巻港湾病院では、開院当初より付き添いさんを認めず病院職員としてケアワーカーを配置しました。

開院当時の石巻港湾病院

開院当時の病院とパンフレット

平成4年に第二次医療法改正が行われ「療養型病床群」が法的に位置づけられていましたが、その「療養型病床群」の認定を東北地方で2番目、宮城県では1番目に受け、新たな高齢者の専門病院としてスタートを切りました。開設当初は65床でのスタートでしたが、平成7年には増築して135床へと増床。その後、平成10年には訪問看護ステーションを開設し、平成15年には回復期リハビリテーション病棟を開設しました。

開院当時のパンフレット

理事長トーク