2015.9.16
機能別コンセプトは、30ベットの一般病床は2次救急にしっかり対応するベットです。外科、整形外科に関しては、低侵襲外科手術、いわゆる内視鏡手術も行えるようにし、新しい先駆的な治療にも取り組んでいきたいと考えております。回復期リハビリテーション病床が100ベット、これは発症直後から集中的にリハビリを行い、社会復帰・自宅復帰につなげるものです。残りの100ベッドは、慢性期の長期療養あるいは、現在国の方で進めております地域包括ケア病棟を考えています。在宅支援機能、訪問看護・訪問リハビリを行い、我々の機能を院内外で提供できるよう準備しています。企業と連携したITを活用した見守りサービスで、病院に来られなくても、何かあったときに訪問が出来るような機能を備えていく予定です。そして最大の特徴であるSFCとの共同研究は、病院内にヘルスサイエンスラボを設置し、密な連携をしていきます。
具体的な連携については、我々が患者さん等のデータを提供することによってSFCおいて基礎研究を行っていただき、その結果をフィードバックしてもらい臨床に応用する。そのサイクルを回すことで、健康マネジメントに関する新しいビジネスが生まれることを期待しています。
企業とのコンソーシアムについては、ITを使った見守りサービスやロボットリハビリテーションを考えています。見守りサービスではテレビを使った双方向のやり取りが可能な環境を整えつつあります。これについては、すでに企業数社より提案をいただいております。
スケジュールとしては、平成29年9月に竣工、10月より開院としています。