2015.12.16
昨年より始まった理念共有プロジェクトについて、各病院・施設では活発なディスカッションをおこなっています。病院・施設の将来像をより具体的に職員全員が同じイメージをもてるように、今年は病院・施設理念の実現時の映像化に取り組みました。理念が実現されたときに、病院・施設はどのようになっているのか、7つのクライアントの視点からプロジェクトメンバーを中心にディスカッションを繰り返しました。映像のシナリオ作成から出演者の決定まで職員で話し合い、職員が出演して撮影しました。日々の業務のタイトなスケジュール中、職員全員で知恵を出し合い、撮影に臨むことで職員同士の信頼関係や団結力が増したとの報告も受けていますし、なによりこの映像制作を通じて、理念のリアリティが増し、病院の進むべき道が職員の皆さんの中でより明確になったと思います。
既に映像が完成した病院・施設では、全職員がこの映像を視聴し、今までプロジェクトメンバーが中心であったディスカッションを全職員まで広げて、理念実現時のイメージを共有しているところです。当初は、ただ映像を作っただけで終わりになってしまうのではと危惧していましたが、ディスカッションの中では、理念を実現するためには、こういうことが必要なのではないかというような積極的な意見も出ており、この映像をきっかけに皆さんのベクトルが一つになってきているようで嬉しく思っています。今まで12施設の映像作成を終えており、残り4施設の映像を今後作成していく予定です。これからのディスカッションが楽しみです。