2015.12.16
健育会グループの急性期病院 2病院(西伊豆健育会病院、石川島記念病院)では、迅速な情報共有と現場からの強い要望もあり、グループでも先行して電子カルテを導入しましたが、今年は慢性期、特に回復期リハビリテーションの病棟を多く持つ病院にも導入に踏み切りました。
回復期リハビリテーション病棟では、チーム医療という視点から患者さんの情報を様々な職種の職員がリアルタイムに情報共有することが大変重要です。さらにそれを基に定期的にカンファレンスを行い、今後の治療方針を決定することで、患者さんの早期の病状回復につながり、さらに医療の質の向上にもつながっていきます。今までは、看護やリハビリ等、様々な部署で同じ情報をそれぞれの様式で記録してきたことを考えると、業務の効率化にも寄与すると思います。
11月24日からは竹川病院、12月1日からはいわき湯本病院に電子カルテを導入し、順調に運用が始まっています。年明け2月からは花川病院にも導入されます。この電子カルテ導入にあたっては、日常業務に加えて事前の準備が何カ月にも及んだり、慣れない入力作業に取り組むなど、職員の皆さんは大変な苦労があると思いますが、電子カルテの導入によって様々なメリットがあると思いますので、頑張って1日も早く習得してほしいと思います。今後、電子カルテを導入して良かった点や課題などを検証し、その検証を踏まえてまだ導入をしていない病院についても導入を進めていく予定です。