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第11回看護・リハビリテーション研究会

以下、小山先生のご講演で印象に残った点です。

  • 摂食嚥下障害の原因や誘因は「人的環境要因」もかなりあり、これは介護看護による予防、
    回復が期待できるということである。
  • 摂食嚥下障害患者の食べたい願いが実現できるための要素は、「医療従事者の食べることへの意識改革と食支援へのスキルアップ」である。
  • 「観察眼」と「複眼的思考」が大切である。「観察眼」とは、食べる力を回復させるために何ができるのか、どうすれば食べられうのかを注意深く観察して問題点を突き詰めること。
    「複眼的思考」は、自分だったら、自分の家族だったらどうしてほしいかを考えること。観察眼と複眼的思考を持って行動していくことで、技術が磨かれていく。
  • 食べるということは「よりよく生きること」である。生命の長さを伸ばす医療福祉から、生命の希望を伸ばす「人に優しい高齢社会へのパラダイムシフト」が必要である。

第11回看護・リハビリテーション研究会

健育会グループでは介護のバリューとして「ご利用者には輝きの1日を」と掲げていますが、先生のお話を聞きながら、口から食べる支援が「輝きの1日」の実現につながっていくものと再認識しました。健育会グループの看護師、セラピストの皆さんには小山先生のおっしゃるメソッド、スキルを身につけ、今まで以上に口から食べる支援を積極的に行って欲しいと感じました。
また、先生のお話の中で、「観察眼」というお話がありましたが、それはまさに今回の研究会で大切にしている論理的思考にもつながっています。その点においても、研究を通じて成長していくことが、より良い介護・看護につながっていくことへの皆さんの自信にしてもらえればと感じました。

理事長トーク