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理事長トークの様子

2つ目は「クライアントから信頼される努力を惜しまない姿勢」を貫くことです。医療専門職のトップとして、病院職員の模範的な立ち場としてリーダーシップを発揮し、職員を含むすべてのクライアントからの信頼を得ることを期待しています。看護師をはじめ全ての職員は、医師の背中を見ます。
東日本大震災で被災し津波によって甚大な被害を受けた石巻港湾病院は、昼夜惜しまず、身を粉にして働く医師の姿を見て、職員全員が一致団結して苦境を乗り越えることができました。

竹川理事長

また、原子力発電所の事故で風評被害を受けたいわき湯本病院でも、街がゴーストタウン化する中で、全ての医師が病院に寝とまりして診療を続けたからこそ、ほとんどの職員が病院に留まり病院として医療を継続することができました。そのような石巻港湾病院やいわき湯本病院の医師を模範として、健育会グループの全医師にはクライアントから信頼される努力を惜しまない姿勢を常に貫いて欲しいと考えています。私から医師に望むことは、この2つだけです。

次にサービス業について私の考えを述べます。元日本医師会長の武見太郎先生がおっしゃった「‘医療'は医学の社会的適応」という言葉は、まさに私の考えと一致しており、この観点から、健育会グループでは医療を本質的なサービス業と捉えています。 このように言うといわゆる‘お客様は神様'というサービス業と誤解されやすいのですが、健育会グループでは「医師と患者が真に対等な立場で信頼に基づいた医療サービスを提供すること」を目指しています。

理事長トーク