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一部、救急医療や難病の治療等、患者さんが病院を選ぶことができないという状況ではサービス業になじまない面もありますが、時間的余裕があり様々な情報を得られ、患者さん自らが病院を選ぶ時代においては、お互いに権利と義務を尊重すべきでしょう。

患者さんが求めるものは人それぞれです。それに応えるマニュアルはありません。
そのためには専門的な医学的知識だけではなく対応力も身につけなければなりません。リーダーとしての謙虚さ、正直さを持ち、そして様々な患者さんに柔軟に対応することが必要です。最近では、モンスターペイシェントなどの問題もありますが、そのような場合、医師は毅然として「患者さんの義務」を果たして欲しいと言うべきです。
しかし一方で、もちろん「患者さんの権利」も絶対に守らなければいけません。サービス業としての医療をしっかりと行った上で、真の弱者を救う余裕を持てる病院グループにしたいと私は常に考えています。

私は、最善の経営の仕組みを考え、実際に実行しているのが健育会グループだという自負があります。
健育会グループで働く医師の意見を取り入れながら、これからも改善が必要なことには積極的に取り組んでいきたいと考えています。
繰り返しになりますが、私は医師は医療チームのリーダーだと考えています。ですから健育会グループの医師には医療職のトップとして、常に腹をくくるつもりで「医の倫理の番人としての自覚」を持ち、そして「信頼される努力を惜しまない姿勢」を貫き、診療を行うことを期待しています。
医師一人ひとりが直面する様々な困難な事象に対応し、それを恒常的に実現できたとき、個々の医師が「光り輝く医師」となり、我々健育会グループも「光輝く民間病院グループ」を実現できるのだと思います。

理事長トーク