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<優秀賞>
「スタッフの更なる意識改革を行い拘束を減らそう」
いわき湯本病院 サークル名:The heat 2012(ザ・ヒート・2012)
「グループの他の病院では身体拘束なし、あるいはあっても少数であることに啓発され、2011年度に身体拘束件数46%減を達成した後、CV挿入患者のミトン使用や不穏による身体拘束がいまだ存在し、改善数が低迷している」ことを強く意識・自覚し、問題設定に「身体拘束を減らす」ということを選んだこと自体、大変な勇気が必要です。審査員の皆様にこれが高く評価されたことは確かで、この活動の更なる発展に期待がもたれていることの表れでしょう。

そして今回は特に、職員のみなさんに「経営」に関する意識がみられたことが印象的でした。「退院サマリーを作ろう!!」をテーマとした石巻港湾病院(サークル名:要約できたぜぇ〜)では今後の課題として、「紹介元の病院に報告書を送ることにより、紹介率のアップを目指す」としていました。また、「日常生活における余暇時間の充実」をテーマとしたライフケアガーデン熱川(サークル名:キラキラ)でも今後の課題として「ショート利用者様にも参加していただけるよう取り組む」と、石巻同様、獲得に結びつくような意識が明確にみられたのです。

第7回TQM活動発表セミナーの様子そのほか、ケアセンターけやき 特定施設では、無駄を省きながらも、ご利用者様の睡眠時間を確保するなど快適性を追求していました。また、ライフケアガーデン湘南では認知症状の対応の統一に、竹川病院では入浴に、熱川温泉病院ではトイレ誘導に、ふれあいクリニックではレクリエーションに注目することで、介護の質の向上を実現したのです。さらに、医療法人 喬成会 花川病院では未収金ゼロを達成しています。

私は、ここまで、各病院・施設の職員の経営に参画している意識が強いことに、深い感銘を受けました。

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