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新入職員の「責任感」とは

入職したばかりの皆さんは、「自分で責任を取ることができない」ということを自覚することが大切です。しかし、患者さん・ご利用者から見ると、どの人が新人でどの人がベテランかというのはわかりません。したがって、色々なことを言われ、色々なことを聞かれると思います。どうしたらいいと思いますか?その時に大切なことは、「曖昧な答えを絶対しない」ことです。「少しお待ちください、上司に聞いて参ります」ということを、怒られても嫌な顔をされてもいい続けてください。先輩から、自分で責任をもって行動していいと言われるまでは、これを言い続けることが、皆さんの「責任感」です。特に医療・介護は人の命を預かる職場です。皆さんの「責任感」が欠如していると、常に患者さん・ご利用者の命に関わってくる大問題となります。

今まで学校で習った知識というのは、現場では役に立つことはあまり多くはないかも知れません。ですから現場で先輩から教えられることが経験となり、その経験を積み重ねることで、一人前に成長し、自分たちで判断して行動できるようになります。その経験がない今の皆さんには自分で決断するということができないわけですから、患者さん・ご利用者から聞かれたことに適当な答えをせず、上司に相談すること、それが皆さんが責任を取るということです。これは絶対に忘れてはいけません。

研修の様子

100-1はゼロ

医療・介護に限らず、サービス業というのは100引く1は、99ではなくゼロになってしまいます。ちょっとしたミスが大きな問題に発展したり、大きな問題にならないまでも、患者さん・ご利用者の評価がゼロになってしまう場合があります。それは、先輩であろうが皆さんであろうが同じです。マイナスの行動は組織全体に影響を及ぼします。ですから、皆さんには「自分がマイナスの要因を作らない」ということを心に留めて行動して欲しいと思います。それが規則正しく行動するということにもつながります。

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