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私の講義では、まず健育会グループの紹介と、「民間病院」だからできることについて話をしました。民間病院の強さの例として、まず西伊豆病院の事例を紹介しました。西伊豆病院では、開設から「絶対に救急を断らない」という方針を今も貫いています。西伊豆病院は、開院当時私自身が院長として病院の立ち上げをおこないました。その時から、もし何か問題が起こったら「私が責任をとる」ということを、常々職員に話してきました。一方公立病院では、問題が起こらないようにすることを優先に考え、責任の所在も明確ではありません。「絶対に救急を断らない」これは民間だからこそできることです。

講義の様子

2つ目の事例としては、東日本大震災時の石巻港湾病院の事例を紹介しました。津波により1階多大な被害を受けたにも関わらず、震災後、わずか6ケ月の間に再建できました。しかし、石巻市内の公立病院は、各方面からさまざまな支援をうけることができたにもかかわらず、閉院となりました。我々はグループの総力を挙げて支援を行い、「グループ力で再建」しました。これが「民間」の力ということです。この石巻港湾病院の事例は、ハーバードビジネススクールのケーススタディとして取り上げられていることもご紹介しました。

講義の様子

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