また、最近メディカルディレクター会議に参加するようになった3名の先生に、メディカルディレクター会議についてのご意見を伺ったところ、以下のようなコメントを頂きました。
同じ健育会グループと言っても、それぞれの病院は成り立ちが違い、そしてレベルも置かれている立ち場も違います。それらの病院を、MVVを通じてグループの進むべき方向をしっかりと提示し、一つにまとめていこうとしていることは、見識の高いことだと感じています。例えば、今回の与薬業務改善のような話題についても、それぞれの病院の違いはありつつも状況を共有することで、自らの病院の状況を客観的に振り返ったり、学びに繋がった部分もあり、有意義だと感じました。
医療の質を上げるために、各病院の医療のトップが実際に顔を合わせて会議を行うことは、医療法人として素晴らしいことです。効率だけを考えるとTV会議という選択肢もあると思いますが、発言の空気を読みづらくなるなどの欠点もあるので、実際に集まることに意義があると思います。また、会議で話し合われた議題の中には、電子カルテの導入が行われれば改善されると推察されるものもありました。既に西伊豆病院、石川島記念病院で導入されている電子カルテを今後、グループ病院全体に展開していくことを期待しております。
石川島記念病院/心臓病センターは急性期であり、慢性期の病院とは立ち位置が違うところもあります。しかし、‘病院'という大きなくくりの中で、基本にある大切な部分は同じですし、グループ内で同じ基準でデータを分析し、共有することは大変意義深いことだと思います。私自身、2014年7月1日に院長を拝命して初めて出席させて頂きましたが、大いに参考になりました。次回より、グループの一員として積極的に会議に参加し、皆さんと情報共有をすすめさせて頂ければと思っております。