2014.9.10
まずはじめに、定例報告として、各施設から前述の7項目の発表後、以下の議題について発表がありました。
この中で、特に私が大切にしてるのが「仕事のやりがいについて」という議題です。この議題は以前、私から提案したもので、6〜7年前から行っています。なぜならば、私は医師として大学病院などで働いた経験から、医療に関わる職員のやりがいについては理解していますが、健育会グループで介護事業を行うことになった当初、私自身に介護に関わった経験がないため、介護事業に関わる職員のやりがいがどのようなものなのか、想像はできても実際のところ理解できていなかったからです。そこで、介護事業の責任者が集まるこの会議で、職員の皆さんがどのようなときにやりがいを感じて仕事に取り組んでいるのか報告してもらうことにしたのです。
毎月報告をうけることで、介護事業に関わる職員の皆さんが、ご利用者の笑顔を見たときや、ご利用者が充実の日々を送っていると実感したときにやりがいを感じ、いきいきと働いていることを知りました。そして、その後、会議の場で出された沢山の報告を踏まえて、2012年に発表した介護事業のMVVをつくりました。今では定例となったこの議題の発表を聞くことで、職員の皆さんとの約束である経営方針に掲げている、「やりがいを実感できる職場環境づくり」に活かしています。
このように、私にとってこの会議は、介護事業の経営の進捗を確認するということはもちろんのこと、より介護事業についての知見を深め、さらによりよい経営・組織運営について考える大切な場になっています。