健育会グループは、医療・介護を究極のサービス業と考えています。そしてサービス業の特徴は、「100-1はゼロ」ということです。100-1は99ではないのです。ちょっとした言葉遣い、顔つき、しぐさによって、患者さん・ご利用者やご家族の心証を悪くすると、あそこの病院は冷たい、あそこの病院は機械的だ、という風に言われかねません。ですから、さきほどの「少しお待ちください。」と言うときも、言われた相手の方は「えっ、待たなくてはいけないの?」という顔をされるかもしれませんから、それを上回る誠意のある対応をしなければなりません。
身だしなみについては、身だしなみチェック項目というものが健育会グループにはあります。そのようなチェック項目をしっかりと毎日確認して、好印象を与える身だしなみをしてほしいと思います。身だしなみ、言葉遣い、態度、そして何よりもきちんとした仕事内容。この一つでも悪い印象を与えると、組織全体のイメージが悪くなります。100-1は99にはならないのです。それが、サービス業の特徴です。このようなことは、健育会グループだけではなく、日本のすべての医療・介護に携わる人が身につけなければならないことであり、社会人の常識だと思っています。社会人として身につけるべきことを1日でも早く身につけて、一人前になってください。そして、一人前になった暁には、是非チャレンジしてほしいと考えています。チャレンジとは、「こういう風にした方が患者さんのためになるのではないか」「このやり方の方が、本質的なのではないか」ということをどんどん上司に提案することです。しかし、チャレンジするためには、健育会が目指す姿を理解することが大切です。その内容については、半年後に私からお話ししますので、楽しみにしていてほしいと思います。そして、その話を聞いた後、チャレンジしてください。