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健育会グループ第11回TQM活動発表セミナー

審査委員長を務めて頂いた東邦大学医学部教授 長谷川 友紀先生からは、以下ような主旨のお話をいただきました。

非常に色々な観点から、多様なご発表をいただきました。皆さんもお聞きになって、医療・介護には、こんなたくさんの職種があり、色々な観点から物事を見ていらっしゃるということを再認識されたと思います。

この10年くらいで、地域包括ケアという考え方が出てきました。特に、大きく変わってきたのが、慢性期医療と介護であると思います。その中で、健育会グループのTQM活動セミナーも11回目ということで、その中の変化を反映するように変遷を遂げてきています。

私どもが審査で、何を重視するかということを4つお伝えしたいと思います。

まず一つ目は「目標」です。目標設定が大切です。医療・介護の質に関連した目標設定になっているか。そして、目標は一度決めたらすぐに諦めてはダメです。また逆に、1回で達成するような場合は、目標の設定が低いとも言えます。1回目の取り組みでダメで、目標を再設定して、2回、3回と取り組んで最後に達成というのが良いストーリーだと思います。

二つ目は、「多職種」です。TQMというのは、多職種で取り組むことに意義があります。

三つ目は、「仕組みとしての定着」です。後々までこの改善案が仕組みとして定着し、継続して取り組んでいけるかどうかということです。そのためには、情報や問題を共有して活動しているかも重要です。また、書類やカルテの形式を変えるなど、仕組みとして定着させることが大事だと感じています。

四つ目は、「応用」です。一つの知見・知識を得られたら、それが他にも利用できるという、応用可能性があるかどうかということです。それについて言及していただいているかについても、採点の視点になります。

健育会グループ第11回TQM活動発表セミナー

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