理事長運営については、順調のようで安心しました。広報活動、そして近隣の病院や地域からの反応はどうですか?
矢吹開院の直前になりますが、2017年3月25日に内覧会を行いました。お天気に恵まれたこともあって、地域のケアマネージャーなど医療・介護の関係者、住民の方など300名以上の方が来院されまして、病院で用意したノベルティも昼のうちになくなってしまうくらいでした。その際にも、入院や入所、そして通所や外来リハなど、お問い合わせも多く聞かれて、期待の高さを実感しました。特に近隣にお住いの皆さんは、随分興味を持って下さっているようでした。
広報活動については、酒向院長が率先して行って下さっており、近隣の総合病院や医師会等順次ご挨拶に伺っています。反応としては、「練馬区に回復期リハビリテーション病院が欲しいと思っていたんです」というお声を多くいただきました。皆さん、この病院ができたことを喜んで下さっているという印象です。
鈴木老健におきましても、近隣のケアマネジャーと病院に向けて老健の機能の説明会を開催しました。当施設会議室にて30名の方を対象に行なったのですが、病院併設の老健施設がこの地域にはないので、医療の整った老健ということで非常に期待が大きいことを感じました。また、職員の中にも、他の老健で勤めた経験がある者が結構いるのですが、こんなにもドクターが老健に来て指示を出される施設は初めてだと口を揃えて言っています。やはり医療の質が高く、医師がしっかり診てくれるという印象を職員自身も持っているようです。
理事長この地域で初めての病院と老健の複合施設であることで、この特徴を生かして地域に貢献できそうですね。
酒向患者さんの中には、非常に当院に期待されて来る方と、全く知らずに来られた方の2パターンいらっしゃいますが、全く知らずに来られた方は、当院のリハビリテーション力の高さに驚かれているようです。期待されてきた方についても、現状では満足いただいていており、感謝の声を頂いています。しかし、まだまだスタッフが若く、特にスタッフの約半分が新卒です。これから入院患者さんやご利用者を多く受け入れていくための課題は、彼らをしっかりと教育していくことだと考えています。