2016.7.22
私たちが世の中に貢献していくという高い使命を掲げたとしても、グループのそれぞれの施設が提供する介護サービスの質が良くなかったり、また、不祥事を起こしたりしたらどうでしょう。誰もそのような施設に家族を預けようとは思わないし、自分も入りたいとは思いません。やはり身近に素晴らしい介護施設があって、「家族を将来そこに預けられる」、あるいは「自分も将来、そういう施設に入りたい」と思っていただけることで信頼感と安心感が生まれるのだと思います。ですから、一つ一つの施設がそのような素晴らしい施設になることが大切です。では、どうすると素晴らしい施設になることができるのでしょうか。皆さんの施設にはそれぞれの「施設理念」があります。その施設理念を実現していくことで、素晴らしい施設に近づいていくことができるはずです。
大切なことは、施設理念からイメージする「目指すべき姿」が、働く職員全員の中で一致することです。健育会グループでは、昨年から「理念の映像化」を進めていますが、これは職員の皆さん一人一人が、目をつぶった時に「同じ目指すべき姿」を描けるようになるために、取り組んでいます。これが一番大切なことだと思っています。