2016.7.22
皆さんに期待することは、日々働く中で「自分自身のポジショニングを理解し、期待されている役割をしっかりと果たすこと」そして、「常にいいチームを作れるように努力すること」です。
一人ひとりがその役割をしっかりと果たし、そしていいチームを作ることができれば、自然とクライアントから期待されている価値を提供できるようになります。そしてそれが、自然に施設理念の実現に近づいていくことにつながるのです。
それぞれの施設理念が実現されてくると、健育会グループがグループ全体として「クライアントの心を豊かにする介護施設」であると理解されるようになり、それがクライアントの「健育会のようなグループが介護施設を作ってくれると安心だ」「健育会のようなグループがあれば、老後に不安を感じずに頑張れる」と思っていただけるようになるでしょう。そして、ひいてはミッションである「活力ある高齢化社会のサスティナビリティーを実現する」の実現につながっていくのだと考えています。
このように、職員みなさんの毎日の働きぶりが、社会に貢献することにつながっていると理解してください。
どんな方であろうと、その人の尊厳だけは平等に扱わなければいけません。「人の命は平等」とよく言いますが、私は医師になってわずか数ヶ月で人の命は平等ではないという事例を体験しました。アメリカの場合はどちらかというと、お金でいい医療を買うということが出来ます。しかし日本の場合は、たまたま行った病院に優れた医者がいたというラッキー・アンラッキーで、お金や貧富の差はあまり関係ありません。人の命は平等にすべきだと思いますが、決して平等に扱われていないのが現実です。
しかし、「人間の尊厳」だけは平等に扱えるはずです。これは、健育会グループの文化です。