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まず初めに、五児の母であり、産婦人科医であられる神奈川県 技幹、神奈川県立保健福祉大学 准教授 吉田 穂波先生からお話いただきました。

神奈川県 技幹、神奈川県立保健福祉大学 准教授
吉田 穂波 先生 ご講演(抜粋)

湘南慶育病院 開院式

未病という言葉を皆さんお聞きになられたことがあると思います。今までは「健康」と「病気」の2つに分けてきましたが、その間を行ったり来たりできる部分が「未病」とされました。この「未病」という概念を持つことで、健康と病気を連続的に捉えることで、未病状態から病気にならないように自分でコントロールすることができるようになります。例えば、食、運動、社会参加です。これらをうまく使ってご自身の健康にいかに役立てるかという「未病の取り組み」が進んでいます。

湘南慶育病院 開院式

慶應義塾大学、そして湘南慶育病院は、未病センターやヘルスサイエンスラボでの未病の研究を行っていく計画があります。また、湘南慶育病院が予定している取り組みの中で、特に優れているのはICTシステム、医療の情報化だと感じています。ICTと聞いても、皆さんの中にはまだ抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、私はこれを非常に可能性のあるものだと考えています。
神奈川県では、皆様の安心や健康のために基盤を整備しているところです。そのような中、今この時代に湘南慶育病院という素晴らしい病院がこの地に開設されることを心よりお祝い申し上げます。

2番目に、日本におけるインターネット環境を作り上げた功績から「インターネットの父」と言われている慶應義塾大学環境情報学部教授、大学院政策・メディア研究科委員長 村井 純先生からお話をいただきました。

慶應義塾大学環境情報学部教授、大学院政策・メディア研究科委員長
村井 純 先生 ご講演(抜粋)

湘南慶育病院 開院式

SFCの創設より、地域の皆様には大変お世話になっております。この度、湘南慶育病院が開院を迎えるということで、「健康と文化の森」が完成形に近づいてきたということで、大変嬉しく思っています。
神奈川県との連携で設置している「ME-BYOハウス・ラボ」は、家を健康管理の重要な拠点と位置づけて、「未病の改善」を目指して実証実験を行なっています。このME-BYOハウスは、病院の真向かいにありますので、共同して実験を行なっていければと考えています。またSFCは湘南慶育病院と連携し、ICTによる先進的な取り組みを行っていく予定です。
地域の皆さんに私たちの新しい試みに関心を持っていただき、ご意見ご指導をいただきながら、地域の発展と共に未来の創造を進めていければと考えています。

理事長トーク