医療法人社団 健育会

医療法人社団健育会理事長、慶應義塾大学大学院特任教授
竹川 節男 理事長 講演（抜粋）

湘南慶育病院を作るにあたって、藤沢市からいただいた要望は「地域救急医療に貢献する病院」ということでした。また、神奈川県からは「慢性期医療や回復期リハビリテーション病棟を実施する病院」というご要望をいただきました。湘南慶育病院は、開院以降になりますが、二次救急に対応すべく準備を進めていますし、リハビリテーションにおいては開設当初より最先端の取り組みをこなっていく予定です。そういう意味で、どちらの期待にも応える形で病院を作りました。
そして、地域包括ケアの中でIoTを駆使し、湘南慶育病院が中心となりながら、地域の開業医の先生、介護施設等と行政が一体となって藤沢地域で暮らす方の健康を支援し、「寝たきりゼロを目指す」支援を確立していきたいと考えています。

また、SFCとの連携で、病院の中にヘルスサイエンスラボという研究室を設置します。病院からはデータやノウハウを提供し、一緒に研究を行っていく予定です。SFCは学生によるベンチャービジネスが盛んですが、ぜひ藤沢からの新しい抗加齢・健康のビジネスを発信していければと考えています。
そしてこの湘南慶育病院には「スマートリハ室」という最先端のリハビリテーションを行うことができる施設を整備をしました。充実したリハビリを行うことができますので、日本中から、ひょっとしたら世界から、スマートリハを受けに患者さんが集まってくるかもしれないと考えています。